遊び心満載のインダストリアルデザイン建築

和歌山県 新築住宅
約35坪 4LDK

小野田建設が設計・施工した和歌山にある新築住宅をご紹介します。

外観の紹介

外壁

波板と呼ばれるトタン板を使用しています。最近は角波と呼ばれるトタン板が人気で主流となっていますが、このお家のコンセプトは「インダストリアル」ということで、工業的で倉庫感あるイメージに仕上げるためにあえて波板を使用しました。

インダストリアル

外向のフェンスなどにもアメリカンフェンスを使っていたり、ボリュームある植栽や多肉植物が工業的なイメージとマッチしています。

無機質な印象で揃えるだけでなく、窓のサッシや玄関扉、扉枠、軒裏天井などにはヒノキの木材を使っわれており、木の温かみを感じられます。外壁に使うとなると雨などの影響が気になりますが、外部用のオスモという木を保護してくれる塗装剤を使っているので、ヒノキの明るく美しい風合いはそのままに、雨などから木を守ってくれます。

こだわり

スタイリッシュでかっこいいドアノブは、施主様のお知り合いの溶接工をされている方が作ってくださった物だそうです。

左上には無骨なブラックのマリンライトを合わせて、異素材をミックスしながらも全体に統一感のある外観となっています。

1階の紹介

玄関

家の中は外観とは一変した雰囲気です。

入ってすぐのところには、ご主人の趣味のバイクがかけられるようになっていて、オブジェ的にも映えています。

一般的には下地や補強材として使われる構造用合板というものを壁に使用しており、「インダストリアル」というコンセプトに基づいた仕上がりなっています。

FIX窓の下には同素材でベンチが作られており、可愛いトカゲちゃんのご家族を迎えられる場所になっていて、座ってお子さまの靴を履かせたり、ブーツの紐を結んだり、お出かけ前の準備が有意義に過ごせるスペースとなっています。

土間玄関は約5畳とかなり広めの奥行きある、収納量たっぷりなスペースとなっています。

階段

入ってすぐに目に入るのが、ダイナミックな稲妻型の階段です。鉄と木のミックスがかっこよく、インパクトがあります。

ブラックの艶消しのアイアン手すりも圧迫感がなく、スタイリッシュな仕上がりになっています。

クローゼット

玄関すぐのクローゼットは、かなり広々と大容量なお子さま専用のクローゼット。ランドセルや制服、学校用具を入れておけるスポットになっています。

お家に帰ってきて必ず通る場所にすることで、お部屋の中で散らかりがちなランドセルなどもしっかり収納しておくことができます。物の住所を決めておくことで忘れ物もなくせて、デッドスペースの活用法として、すごく良いアイディアです。

洗面台

玄関ホールの突き当たりには洗面化粧台があります。陶器の洗面器を直接設置して、レトロな蛇口やマリンライトがカフェのお手洗いのようなおしゃれな空間となっています。

空だけが見える窓も素敵で、ご友人が来られた際も使ってもらいたい空間です。

洗面脱衣所兼ランドリールーム

鉄のパイプの物干しが備え付けられています。

室内干しをして洗濯物を取り込み、造作で作られた合板のカウンターで畳み、その下の収納棚にしまっておける。洗濯がこの一室で完結する、家事楽動線です。

造作カウンターはR型にきちんと面取りされており、人からは見えないような場所にも愛のあるこだわりが詰まっています。

リビングダイニング

南側に大開口を取られており、日中は太陽の光が入り、電気なしでも明るく過ごせるような、すごく開放的な空間です。

床はナラの突き板を使用しています。通常100mmくらいの幅なのに対し、こちらは190mmと幅広な床材を選ばれており、風合いも素敵です。

南側、東側には木だけではなく、グレーのジョリパットの壁を使いながら、アクセントを施しています。

天井は梁見せ仕様です。構造用合板を使っているのですが、単調な雰囲気にならないようにと、900角にカットして縦横交互に貼りわけ、千鳥柄のような雰囲気に仕上がっています。

FIX窓のところには可動式棚が作られていて、多肉植物や観葉植物がディスプレイされています。

キッチン

カウンターキッチンと背面のカップボードも造作で作られており、その一体感がおしゃれなゲストハウスに来たような雰囲気です。

キッチン天板には防水加工されたモザイクタイルが使われており、炊事場周りは色を変えて花柄のデザインが施されています。家事をしながらも気分を上げることができる素敵なポイントです。

通常ダクトは見えないように、壁や天井に埋め込んで隠ぺい配管にするのですが、あえて見せてインパクトのあるレンジフードになっています。

背面の電球も露出配線にして裸電球を付けていたり、「インダストリアル」というコンセプトに則って、全体で統一されています。

2階の紹介

階段を囲むように4つのお部屋があります。それぞれの部屋にもミニマムな収納が設けられていますが、ご家族みんなで使えるオープン式のクローゼットも用意されています。クローゼットの壁紙はま”ウォーリーを探せ”のクロスで、見えないところにまで遊び心が溢れています。

コスト面

至る所に造作家具がありおしゃれで真似したいけれど、コスト的にハードルが高いのでは?と思われる方も多いかと思います。しかし、2階部分やゲストが来られない部分には、うまく既製品を使ったりすることで、コストバランスを調整することが可能です。

最後に

延床35坪、4LDK。暮らしのアイディア満載の新築住宅を紹介致しました。これからのお家計画の参考にしてみてくださいね。

ご質問等は小野田建設のHPやInstagramにお問い合わせ下さい。

 

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